みなさん、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回のコラムでは、「心理学の視点から見るバレエ指導」についてお話ししたいと思います。

バレエを教えていると、「どうしてうまく伝わらないんだろう」と感じる場面に出会うことがあります。
何度伝えても動きが変わらない。クラスの中で集中力が続かず、ふざけてしまう子がいる。
そんなとき、ついイライラしてしまったり、声のトーンが強くなってしまった経験、ありませんか?

実はそこにこそ、「心理学」の知識がとても役に立ちます。

たとえば、3歳の子どもは、言葉の意味をまだ正確に理解できませんし、小学校低学年の集中力は5〜10分程度が一般的です。
「できない」のではなく、「まだそういう時期にいる」だけなんです。

そうした発達の段階を知っているかどうかで、子どもたちの見え方は大きく変わります。
そして見え方が変わると、自然と声のかけ方や接し方も変わっていくはずです。

バレエ安全指導者資格®︎では、整形外科や栄養、心理といった専門的な分野を、それぞれのプロフェッショナルから学ぶことができます。
心理の講義では、発達段階に応じた接し方や、伝わりやすい言葉の工夫、安心してもらえる態度など、現場ですぐに役立つ知識がたくさん詰まっています。

そして、私たちがもうひとつ大切にしているのが、**指導する先生ご自身の「心の健康」**です。

伝えたいのに伝わらない。クラスが思うように進まない。
そんな日々が続くと、どうしても心が疲れてしまうことがありますよね。
心理学を学ぶことは、生徒のためだけではなく、自分自身を守ることにもつながります。

「今のこの子はこういう発達段階なんだな」と知っているだけで、自分を責めすぎずにすみます。
必要以上に感情を押し殺すことなく、穏やかに向き合えるようになる。
それは指導を続けていくうえで、とても大切な“安心の土台”になるのではないかと思っています。

怒るよりも、理解を。
焦るよりも、寄り添いを。

生徒にとっても、先生にとってもやさしい指導を目指して。
心理学という知識を、ぜひあなたの味方にしてみてください。

指導者の側も穏やかになれる指導法を、
バレエ安全指導者資格®︎で一緒に学んでいきましょう。

バレエ安全指導者資格®︎ 事務局