子どもの感性をひらく新しいメソッド【リトミック・ネクスト】
日常の風景が「音楽」に変わる
リトミック・ネクストの監修をしました、作曲家の東俊介です。
私はこれまで、自身の音楽活動として作曲、演奏、指導に携わりながら、ダンスやバレエ、振付、美術、映像など、さまざまな分野の芸術家と関わってきました。
音楽の現場だけでなく、異なる表現に触れる中で、何度も感じてきたことがあります。
それは、音楽はただ「音」として存在しているのではなく、人の身体やさまざまな物の動きの中に、あるいは風景や空間の広がりの中にも、姿を変えて立ち上がっている、ということです。
例えば、人の歩き方や立ち止まる間合い。
集まる、散る、ぶつかる、すれ違うといった動きの中にも、私はしばしば音楽的なものを感じます。
交差点を行き交う人の流れにも、ひとつの大きなうねりの中に、さまざまなリズムや速さ、重なりや広がりがあり、まるで音の連なりを見ているようです。
音楽は、楽譜の中やコンサートの中だけにあるものではなく、もっと身近で、もっと広く、私たちのまわりに存在しているのだと思います。
だからこそ私は、音楽を理論や知識として増やすこと以上に、まず身体で感じ取ることが大切だと考えています。
リズム、音色、音の高さ、和音。そうした音楽の要素を、ただ「知る」のではなく、自分の感覚の中に立ち上げていくこと。
その感覚が育っていくと、音楽の聴こえ方が変わるだけでなく、日常の出来事や身のまわりの現象の見え方まで、少しずつ変わっていくはずです。
私がこれまで、音楽教育や身体表現に関わるさまざまな現場で感じてきたのは、音楽をまず曲として流し、それに合わせることが先に来ると、音楽をひとつのまとまりとして受け取ってしまい、その中にある小さな音色の変化や動きに対する感覚が育ちにくくなることがある、ということです。
もちろん、曲を使うこと自体が悪いわけではありません。
けれどもその前に、音楽をもっと細やかにも大胆にも感じ取り、それを自分の身体の中に立ち上げていくことができたなら、表現はもっと自由になっていくはずです。
音楽は、外から与えられるものでもあるけれど、それと同時に、自分の身体の中にいつでも起こせるものでもある。
その感覚を育てたい。
リトミック・ネクストという名前には、そんな思いも込められています。
ここで言う「ネクスト」は、従来のリトミックを否定するものではありません。
むしろ、リトミックがもともと大切にしていた、音楽を身体で感じること、音と動きがつながること、感覚をひらくこと。
その核を受け取りながら、今の表現や教育の現場に向けて、あらためて開いていこうとする試みです。
子どものための学びとしてだけではなく、教える側の先生や、大人自身の感覚を更新していくためのものとしても捉え直したい。その意味での「ネクスト」です。
この講座は、バレエやダンスの講師の方々、幼児教育に関わる方、音楽を教える方に向けた内容であると同時に、ダンサー、振付家、演奏家など、表現に携わる方にも開かれたものになっています。
そしてそれだけでなく、専門にかかわらず、大人があらためて知覚をひらき、自分の耳や身体、ものの見方を更新していくための「感覚のトレーニング」としても、とても有効なものだと考えています。
このプログラムには、さまざまなデモンストレーションや課題が組み込まれています。
ただ視聴して知識を得るだけではなく、実際に身体に起きる変化を体感し、それを共有しながら進んでいくことで、音への意識、自分の身体への意識、そして自分たちを取り巻く世界への意識も、少しずつ深まり、広がっていくはずです。
音楽をもっと細かく聴けるようになること。感じ方の幅が増えること。
自分の中にある固定観念が少しほどけて、耳や身体や視野がひらいていくこと。
そしてそれらはきっと、音楽だけでなく、私たちを取り巻く環境や日常に対するまなざしにもつながり、これまでとは少し違った仕方で世界を受け取るきっかけになっていくでしょう。
リトミック・ネクストが、そんなきっかけになれば嬉しく思います。

リトミック・ネクスト監修
作曲家 東俊介(プロフィールはこちら)
本コースで指導者が得られる3つの変化
- 「教える焦り」からの解放
「正しい感じ方」を押し付ける必要はありません。先生自身が、子どもの感性が起動する「スイッチ」を用意する環境デザイナーへと進化します。 - 「表現力」の言語化スキル
表現とは才能ではなく、内側の気づきを外に翻訳する作業です。先生自身の「豊かな受信アンテナ」が磨かれることで、子どもへの言葉がけが劇的に変わります。 - 保護者に堂々と語れる「揺るぎない自信」
医学的・心理学的根拠に基づいたアプローチを学ぶことで、「なぜ今は型を教えないのか」を保護者へ明確に説明できるようになります。
【実践的で体系化された4つのステップ】
第1章:感覚を開く (「身体を動かす」から「感覚を育てる」への意識転換)
第1章では、この講座の土台となる考え方を扱います。
リトミックを、ただ身体を動かすものではなく、音楽を通して感覚を育てる学びとして捉え直し、身体をセンサーとして使う視点を整えていきます。
第2章:音楽を体感的に学ぶ (拍、リズム、音程、和音などを「体感」で捉え直す)
拍、拍子、リズム、音高…。知っているはずの音楽要素が、まるで初めて出会う魔法のように新鮮に感じられるはずです。
- 拍: ただの「合図」ではなく、表現の「素材」へ
- 拍子: 「時間のまとまり」が生み出す、心地よい推進力
- リズム: 細分化や「休符と間(マ)」が織りなすドラマ
- 音高: 上下だけではない、身体と耳の「新しい定規」
一流の音楽家が捉えているような深い世界を、デモンストレーションを通じて先生ご自身がたっぷり体験します。「教えなきゃ」というプレッシャーは一旦手放し、まずは何がどう変わるのか、ご自身の身体で変化を感じ取ってみましょう。
第3章:具体的なリトミック例 (声かけ、課題の設定、子どもの反応の広げ方)
第2章で味わった感動を、今度は実際のレッスンへどう変換していくかを具体的にお伝えします。
「どう声をかければ、子どもたちはもっと自由になれる?」
「思いがけない反応が返ってきたら、どうやってレッスンを広げる?」
現場ですぐに使える具体的な課題設定や声かけの引き出しが、ここからどんどん増えていきます。子どもたちの想像力をグングン引き出し、笑顔を引き出す本物のナビゲーターへと進化するステップです。
第4章:実践の組み立て (現場の年齢や反応に応じた柔軟なレッスン設計)
目の前の子どもたちの年齢やその日のご機嫌、理解度は毎回違って当たり前です。
第4章では、現場のリアルな反応に合わせてレッスンを柔軟に組み立てる「応用力」を身につけます。
「今日はこのアプローチでいこう」、「この反応が出たら、次はこう展開しよう」と、子どもたちの様子を読み取りながら自在にレッスンをデザインできる力がつきます。もう、想定外の事態に焦ることはありません。
【特典】あなたの指導者としての現在地を引き上げる(3つの特別講義動画)
スキルだけでなく、「リトミック・ネクストインストラクター」としての揺るぎないマインドセットと誇りを築くための特別講義も収録しています。
あなたの背中を力強く押し、自信をさらに強固なものにします。
【忙しい先生も安心の受講システム】
完全オンライン完結で、全国どこからでも、先生のペースでご受講いただけます。(産前・産後や、移動中の学習にも最適です!)
受講中の質問サポートも充実していますので、つまずくことなく学びを深められます。
講師
東俊介(作曲家)
※本コースには、1)東俊介先生による『音楽&美術史』、2)樋笠勝士先生による『教えるとは?』、3)中村光男先生による『「見えているモノ」のズレについて考える』の3つの講義が特別収録されています。
受講資格
・18歳以上
・音楽や音、リズムを重視するジャンルであれば、芸術、スポーツに限りはござません。
コース修了条件
・全講義動画の視聴。
・講義動画内にあるすべての課題提出。
コース開始日
第一期、4月1日よりスタート。
講義動画の視聴は、特設サイトをご案内いたします。
コース動画の視聴期限
第1章から第2章:1ヶ月
第3章から第4章:1ヶ月
コース修了後について
「セーフダンスアソシエーション認定リトミック・ネクスト インストラクター」認定証を発行いたします。
受講料
全日程:129,800円(税込)
※分割でのお支払いをご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
学びやすさと柔軟なスケジュールが魅力のコースです。ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
幼児指導の焦りを手放し、子どもたちの可能性をひらく(お申し込みはこちら)
※3日以内に返信がない場合はお手数をおかけしますが、今一度メッセージをお願い致します。
送信先メールアドレスはこちらから【safedanceassociation@gmail.com】も可能です。