バレエ安全基準

安心の上で子どもたちが自由に羽ばたくために

まずはチェックしてみましょう

このチェックリストは、指導者自身が現状を客観的に把握し、生徒・保護者に対して「安全な環境」を約束するための自己診断ツールです。

~情熱を「愛ある育成」へ進化させるための30項目~

チェックをはじめる方はこちらをクリック

いかがでしたか?
チェックがつかない項目があっても、ご自身を責める必要はありません。
なぜならそれは、今日の「気づき」であり、明日への「進化」だからです。
安心できる環境を作ることは、正しいターンアウトを教えることと同じくらい大切な指導の技術。
あなたのスタジオが、子どもたちの「安全基地」であり続けるために、今日からできる「愛ある選択」を積み重ねていきましょう。

いま、なぜ「基準」が必要なのか

日本のバレエはこれまで、指導者の方々の深い情熱と愛情によって、大切に守られた「お城」のように育まれ、全国各地に豊かな文化として根付いてきました。しかし、時代の変化とともに、社会からは「どのような場所で、どのような指導がなされているか」という透明性が、かつてないほど厳しく問われるようになっています。

私たちは今、「芸術だから」「厳しさが必要だから」という言葉が、子どもたちの尊厳を傷つける免罪符になってはならないという現実に、真摯に向き合わなければなりません。

指導者個人の経験や感覚だけに頼るのではなく、誰もが納得できる「確かな基準」を自らの手で示していくこと。それは、長く放置されてきた業界の課題を、私たちが手を取り合って一つひとつ解き明かしていく、未来に向けた不可欠なプロセスです。

法的基盤に基づいた指針

本基準は、1989年に国連で採択された「児童の権利に関する条約」を基盤に、バレエ教室における安全性・倫理性・専門性を可視化するための指針です。 また、日本国内においても2023年4月1日に「こども基本法」が施行されました。すべての子どもが将来にわたって幸福に生活できる社会の実現は、いまや国を挙げた課題となっています。

子どもの権利を守ることは、指導者の誇りを守ること

このような文脈において、子どもの権利を尊重し守り抜くことは、決して指導を制限したり、指導者の手足を縛ったりするものではありません。むしろ、心身の安全という揺るぎない土台があってこそ、子どもたちは自らの才能をのびのびと広げ、未来という大きな空へ羽ばたいていけるのです。

子どもたちが安心して自己を表現し、その可能性を最大限に引き出せる環境をプロデュースすること。
それこそが、現代の指導者に求められる高度な専門性の証明にほかなりません。

子どもの権利を真摯に守る姿勢は、社会からの確かな信頼を勝ち得ることにつながります。それは結果として、指導者自身の社会的地位を確固たるものにし、専門家としての揺るぎない「誇り」と「信頼」を盤石なものにするのです。

私たちは、これまでの閉鎖的なバレエ界のあり方を脱却します。
日本のバレエを、一部の人間だけにしか通じない「閉ざされた城」にするのではなく、誰もが安心して学び、健やかに成長できる「社会の共通財産」へと高めていくことを、ここに宣言いたします。

リテラシーと子どもの権利憲章
情熱を、愛ある「育成」へと進化させる6つの約束

私たちは、以下の社会と共有可能な基準を「信頼を生むための約束」として掲げます。
これは、指導者の属人的な感情に左右されない、透明性の高い教育環境を実現するための土台となるものです。

人としての尊厳を守る(指導姿勢)
子どもを「教える対象」ではなく、一人の独立した人格として尊重します。

  1. デジタル・リスク管理(SNS・広報)
     SNSや広報において、子どもの肖像・個人情報を守る「撮られない自由」を保障します。
  2. 心の安全地帯を作る(環境づくり)
    比較・恐怖・恥による支配を排除し、失敗を恐れずに挑戦できる場を守ります。
  3. 身体の未来を守る(メディカル)
    「根性論」ではなく、解剖学・心理学等の医学的エビデンスに基づいた指導を行います。
  4. 指導者の在り方と目的の整合性(専門性)
    指導者自身の承認欲求や評価のために、子どもやその実績を利用しません。
  5. 開かれた教育と社会との調和(透明性)
    教室運営の透明性を高め、保護者と「安全」に対する価値観を共有します。

愛ある育成のためのガイドライン

バレエが持つ美しさと豊かさを尊びながら、現代に求められる「安全」と「人権」を統合した新しいスタンダード。 生徒の未来を守り抜くために、私たちが社会と共有する6つの約束(全35項目)です。

Ⅰ.人としての尊厳を守る(指導姿勢)

かつては「師弟関係」の名の下に、個人の意思が尊重されないこともありました。しかしこれからは、一人の人間としての尊厳を最優先します。

Ⅱ.デジタル・リスク管理(SNS・広報)

過去の時代にはなかった「インターネット」というリスクから、子どもたちの現在と未来を守ります。

Ⅲ.心の安全地帯を作る(環境づくり)

かつての厳しい環境で育った私たちだからこそ、次世代には「安心して失敗できる場所」を用意します。

Ⅳ.身体の未来を守る(メディカル)

情報がなかった時代の「無理」は、情報がある現代では「過ち」です。医学的根拠に基づき、身体を守り抜きます。

Ⅴ.指導者の在り方と目的の整合性(専門性)

私たちは、受け継いだものをそのまま渡すだけではありません。時代に合わせて更新し続けるバレエの「専門家」です。

Ⅵ.開かれた教育と社会との調和(透明性)

バレエ界の常識は、世間の非常識かもしれません。社会と調和し、愛される存在を目指します。

未来への約束

私たちのゴールは、5年後、10年後、かつての教え子たちが大人になったとき。 心も体も健康なまま、「やっぱりバレエが好き」「あのお教室で習ってよかった」「先生と出会えてよかった」と心から言える未来です。

「ルール」ではなく「文化」として

この基準は、誰かに強制されるルールではありません。
同じ痛みを知り、同じ未来を願う人々の「共感」の中から育まれる文化です。
もし、この基準が目指す豊かな未来に賛同いただけるなら、ぜひこの想いをシェアし、一緒に育てていってください。

もっと深く、この基準について理解し、実践していきたい方へ

もし、この基準を実践するための具体的な方法を知りたい、あるいは、なぜこれが必要なのかをもっと深く理解したいと願ってくださるなら、ぜひ「バレエ安全指導者資格」に学びにいらしてください。
理想を語るだけでなく、それを現場で実現するための「技術」と「知識」を学び、身につける場です。

未来を、ここから

私たちの振る舞い、私たちの決断、その一つひとつが、これからの日本のバレエ教育の「新しい基準」となり、文化となっていきます。

あなたの想いと選択が、未来のダンサーを守り、育む力になります。
新しい時代のバレエ環境を、今を生きる私たちから、共に作っていきましょう。

セーフダンスアソシエーション
バレエ安全指導者資格®︎

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