みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回は、本日開催いたしました「ベーシック講座」の修了生を対象としました勉強会の感想回となります。
『幼児バレエと発達障害〜すべての子どもたちに豊かな芸術の体験を〜』というテーマで、お話をしていきたいと思います。

『幼児バレエと発達障害〜すべての子どもたちに豊かな芸術の体験を〜』

ベーシック講座の勉強会は、現場で日々子どもたちと真摯に向き合っている先生方が集い、日頃の指導におけるお悩みを共有し、新しいアイデアをフラットにシェアし合う大切な時間です。

今回の勉強会で特に大きなテーマとして浮かび上がったのが『幼児バレエと発達障害について』でした。

現在、全国の数多くのバレエ指導者がこのテーマに直面し、手探りの状態で深く悩まれています。
当然のことながら、バレエの先生は素晴らしいダンスの専門家であり、芸術の伝道師ではありますが、心理学や特別支援教育の専門家ではありません。
発達の特性に関わる事柄は、ご家庭の教育方針や非常にプライベートな領域にも深く関わるため、お教室や指導者が「どこまで介入すべきか」「どのように声をかけるべきか」という境界線は極めてセンシティブです。
既存の伝統的なバレエのレッスンスタイル、すなわち集団での均一な動きや厳格な規律を重んじる枠組みの中だけでは、一人ひとりの多様な特性に対して十分な配慮を行き届かせるのが難しいという切実な現実があります。

こうした現状に対し、私たちが提供する「プロフェッショナル講座」や「バレエ安全指導者養成スクール」におきましては、公認心理師である井梅先生にご登壇いただき、『発達障害への理解と支援』という専門的な講義を実施しております。
しかし、日本のバレエ業界全体を見渡せば、まだまだ発達障害に関する正しい理解や、具体的な対応策に関する知識が不足していると言わざるを得ません。
だからこそ、指導者が現場で一人孤立して悩むのではなく、心理の専門家やメディカルサポートチームとしっかりと最新の情報を共有し、先生方とともに学びを深めるための勉強会を継続的に行っていく必要性を強く感じています。

私たちが目指すべきゴールは、指導者がすべてを背負い込むことではありません。
専門家の先生方の知見をお借りしながら、「どのような特性や個性を持たれているお子様であっても、バレエという素晴らしい身体表現を通して、自己肯定感を育む良い体験と時間を過ごしてもらえる環境の作り方」を共に模索していくことです。

ここで決して忘れてはならないのが、バレエの本質は「芸術」であるという点です。
決められた型に無理やり当てはめることだけがバレエの価値ではありません。
芸術という懐の深いアプローチだからこそ包み込める個性があり、芸術だからこそ引き出せる表現、そして魂の喜びが必ずあるはずです。

これからの時代には、従来の枠組みにとらわれない、新しいバレエのレッスンの作り方、安全で安心な時間の紡ぎ方が求められています。
私たちバレエ安全指導者資格としても、ただ技術を教えるだけでなく、誰もが心身ともに守られ、安心して輝ける環境づくりのための具体的なメソッドを構築し、広くご提案していきたいと考えております。

すべての子どもたちが、バレエという美しい芸術に触れ、心豊かな人生のステップを踏み出せるように。
全国の指導者の皆様、そして各分野の専門家の皆様と手を取り合いながら、歩みを進めてまいります。

バレエ安全指導者資格®︎ 事務局

子どもの発育発達、教育、発達障害など、心理を学びたい方はぜひバレエ安全指導者養成スクールへ。
https://safedance.jp/study/school/