みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
『世界で一番安全なバレエスタジオを目指して』というテーマの第3回目。
今回は、本資格にて栄養学の講義を担当してくださっています伊藤あゆみ先生をご紹介いたします。
踊る身体の「根源」を見つめ直す
食事と栄養。それはダンサーである前に、一人の人間として生きていくために欠かせない、生命の維持に直結するものです。
しかし、バレエという芸術において最も悩ましいのは、身体が最も多くの栄養を必要とする「成長期」に、本格的なレッスンや過酷な訓練が重なってしまうという点にあります。
もし、目先の美しさや細さのために食事や栄養を犠牲にしてしまったらどうなるでしょうか。
仮にプロになれたとしても、そのダンサー人生は短命に終わってしまう可能性が高くなります。
そればかりか、プロへの道半ばで不本意な怪我に見舞われたり、摂食障害をはじめとする深刻な心の病を抱えてしまったりする危険性も決して低くはありません。
子どもたちを取り巻く「危うい環境」
現代の子どもたちは、かつてないほど多感で、かつ過酷な環境に置かれています。
家庭や学校、塾、そしてバレエ教室。それらに加え、SNSやYouTubeからは「痩せていること=正義」とするような偏った情報が溢れ、常に周囲と自分を比較せざるを得ない心理状態にさらされています。
このような環境下で、子どもたちが根拠のない煽りを受け、まったく必要のないダイエットに手を出してしまうなど、彼らを取り巻く状況は非常に危ういと言わざるを得ません。
そんな中、もしバレエの指導現場において、さらに外見を過剰に意識させるような不用意な言葉がけをしてしまったらどうなるでしょうか。
本来、踊る身体の本質とは「元気であること」に他なりません。
そして、元気であるということは、細胞の隅々まで栄養が満ち足りているということなのです。
指導者と保護者が持つべき「正しい物差し」
現場からは「長時間の練習中、休憩がほとんどなく補給もままならない」という声も多く聞かれます。
いつ、どのタイミングで、どのような栄養を補給すれば、怪我を防ぎ、パフォーマンスを最大化できるのか。
これは生徒自身だけでなく、日々支える先生や保護者の方々にとっても、切実な悩みではないでしょうか。
伊藤あゆみ先生の栄養学の講義では、こうした食事や栄養に関する疑問はもちろん、成長期特有の身体の変化や、正しいダイエットの知識について、科学的なエビデンスに基づき明確な答えを提示してくださいます。
一生モノの健康を、その手に
「食べないこと」を努力とする時代は終わりました。
これからの指導者に求められるのは、生徒が一生付き合っていく自分自身の身体を、食の面からも健やかに育む知識です。
正しい栄養学の視点を持つことは、生徒の才能を守り、その可能性をどこまでも広げていくための、最高のギフトとなります。
生徒たちの健やかな笑顔と、力強い踊りのために。
私たちは伊藤先生と共に、食を通じた安全な指導の普及を目指しています。
世界で一番安全なバレエスタジオを、ぜひあなたの手で。
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局

伊藤 あゆみ 先生
管理栄養士
日本スポーツ協会・日本栄養士会認定 公認スポーツ栄養士
【担当講義】
1)栄養学基礎
2)ジュニア期の栄養
3)女性、ダイエットと栄養高齢者栄養 骨粗鬆症