みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
今回のコラムでは、林由夏先生 による 『The Knowing Body: 身体から知ること、つくること』についてお話したいと思います。
バレエから、世界と自分へひろがる学びの時間
e-campusで出会う「自分を知る」旅
これまで、バレエをがんばってきたみなさん。
その時間、その情熱、その経験は、きっと他の誰にも代えがたい、大切な宝物だと思います。
けれどだからこそ、ふと立ち止まった時に「これからどう生きていこう?」「私には何ができるんだろう?」そんな問いが浮かんでくるのも自然なことです。
バレエの世界にいた時間は豊かだったからこそ、時にその枠を超えていくのは少し怖く感じたり、不安に包まれたりするもの。
自分の人生を次にどう歩んでいけばいいのか。
その迷いは、プロを目指してきた方も、趣味で続けてきた方も、進学や進路変更に悩んでいる方も、皆さん共通して抱えているものです。
そんな背景から生まれたのが e-campus です。
半年間をかけて、さまざまな専門家とともに「自分を知り、世界の見方を広げていく」学びの場。
ここは「資格取得」や「職業訓練」の場ではありません。
もっと根っこのところにある 「私はどう生きたいのか」 に耳を澄ませていく場なのです。
身体から「知る」旅へ — The Knowing Body
今回、そんなe-campusの学びの中でも、とても特別な時間が用意されました。
それが、林 由夏 先生 による 『The Knowing Body: 身体から知ること、つくること』 という講義です。
林先生は 教育学・心理学・舞踊・創作 の領域を横断しながら、身体と言葉、即興や記憶を軸とした作品制作や教育活動を続けてこられた方です。
この講義のテーマは 「home body」 — 帰る場所としての身体。
バレエという世界の中で、私たちはどうしても 「できる/できない」 「美しい/美しくない」 といった評価の眼差しにさらされがちです。
でも本来、身体は「評価されるもの」ではなく、もっともっと 自分の深いところとつながるための、大切な場所 なのです。
身体は、知っている。
たとえば、今抱えているモヤモヤの正体。
過去の経験から、無意識にためこんできたもの。
未来に向けて自分がどうありたいのかという小さな芽。
こうしたものは、頭で考えてもなかなか整理できないことが多い。
でも、身体からアプローチすることで、言葉にならない感覚や記憶がふっと立ち上がってくることがあります。
この講義では、林先生から毎週届けられるお題を通して、身体の声に耳を澄ませ、自分という存在に出会い直していく 旅のような時間が進んでいきます。
忙しい日常の中で置き去りにしてしまいがちな自分の身体の感覚。
それに意識を向けることで、自分にとって本当に心地よいあり方 を見つけたり、これからの人生を歩む軸が少しずつ見えてきたりするかもしれません。
e-campusは「自分を知る」「世界を知る」ためのはじまりの場所
e-campusは半年間、バレエの世界とその外側を柔らかくつなぐ橋渡しのような場 です。
心や身体のケアの知識、働き方やお金の知識、自己理解やキャリアの視点 …
バレエの中だけにいたらなかなか触れることのなかった知恵や知識に出会える時間。
そして、自分自身に戻る時間。
バレエで培ったものはきっとこれからの人生の大きな糧になります。
でもそのためには、一度立ち止まって、自分の声に耳を澄ませる ことがとても大切だと思うのです。
私たちは、このプログラムを通して 「自分の人生を、自分の手で選びとって歩んでいける」 そんなしなやかな強さを育てていってほしいと願っています。
その一歩として、今回の 『The Knowing Body』 の講義もきっと、みなさんの内なる旅を支えてくれるはずです。
「あなたが思う以上に、身体は知っている。」
その言葉を、ぜひこの講義の中で実感してみてください。
e-campusは、その旅をともに歩む場として、みなさんの参加を心からお待ちしています。
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局
eキャンパス特設ページ
https://safedance.jp/study/ecampus/