みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回は、『安全講習 ― 技術と同じくらい大切な「守る力」』というテーマで、講義の内容についてお話したいと思います。

ベーシック講座の中での安全講習というカテゴリーには、理学療法士の先生による機能解剖の講義、そして株式会社シルビア様よりシューフィッティングについての講義があります。

今回は、特にプロフェッショナル講座にあります【初期救急】の講義についてお話したいと思います。

この講義では、「もしものとき」に備えた実践的な救急対応を学びます。
いわゆるRICE(Rest・Ice・Compression・Elevation)の基本から、さらには人工呼吸やAED(自動体外式除細動器)の正しい使い方を身につけます。
緊急時こそ、人は冷静でいられないもの。
だからこそ、事前に“知っていること”が、命を守る第一歩になるのです。

実際に本講義を終えられた後に、AEDを使用する機会があったとご報告をいただいたこともあります。
「緊張したけれど、講義で学んでいたから冷静に動けた」とお言葉を聞いたとき、私たちは改めて、知識とは、誰かの命を守る“力”になるのだと確信をいたしました。

バレエの資格でありながら、社会で人を助ける力を育てられること。
それは、私たちがこの資格に込めた最も大きな願いの一つです。
このように、本資格で学ぶ内容は、単なるバレエ指導のためだけのものではありません。
それは、生徒や仲間、そして目の前の人の未来を守るための「人間としての学び」でもあります。

そして、安全の知識は、もしもの時のためだけにあるのではありません。
それは、日々のレッスンを「安心して学び、挑戦できる空間」に変えるための力です。
生徒が心から信頼し、保護者が安心して預けられる教室。
その信頼の土台を築くのは、技術ではなく「安全への意識」と「正しい判断力」なのです。

また、講義の中では、医師の立場から見た“現場との協力関係”についても学びます。
たとえば、生徒が怪我をして病院に行った際、医師がどんな情報を求めているのか。
逆に、バレエ的な身体表現に理解のない医師に対して、どのように伝えるべきか。
「病院をうまく活用する力」も、指導者にとって大切なスキルです。
現場と医療をつなぐ知識を持つことで、生徒をより確実に、早く、安全に支えることができるようになります。

ただ知識を詰め込むのではなく、
それを実際の生活や教育現場、さらには社会の中で生かすこと。
そして、その過程で出会う専門家や仲間たちとの学びの輪。
それこそが、バレエ安全指導者資格®の最大の魅力です。

技術を教えるだけでなく、「守る力」を持つ。
それが、これからの時代に求められる新しい指導者像です。
安全は芸術の敵ではありません。
むしろ、安心という見えない土台の上でこそ、
人は本当の意味で自由に、美しく踊ることができるのです。

バレエ安全指導者資格®︎ 事務局

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