バレエ安全指導者養成スクール | バレエ安全指導者資格®

あなたの経験を確実に活かすための学びを

半年間・全60講座をかけて体系的に学ぶ、最も本格的なプログラムです。
2週間ごとに講座を積み重ねながら、医学・心理学・栄養学・教育・芸術の各分野を横断的に学びます。

怪我を防ぐための実践的な方法、成長段階に応じた指導の仕方、食事や休養の管理、そして芸術性を引き出すアプローチまで。
単なる知識の寄せ集めではなく、バレエを軸として「安全」と「上達」を両立させるための強固な土台を築けるのが、このスクール最大の特徴です。

そして大切なことは、半年を通して学ぶからこそ、ご自身でも自覚のできるほどしっかりとした変化が芽生えることです。
生徒の可能性を最大限に引き出せる指導者へと成長し、どんな場面でも自信を持って指導に臨めるよう本スクールで学んでいきましょう。

また、責任ある指導者としての言葉の使い方や社会に対しての役割についても考えていきます。
一人一人の指導者が、日本のバレエ界を担っているという自覚を持つことも、とても大切なことですので、しっかりと学んでいきましょう。

スクールの理念

これまでのダンサーとしての学びや成功体験は貴重な“宝物”ですが、それを生徒一人ひとりに合わせて活かすには、その“宝物”を生かすための専門知識の習得が不可欠です。当スクールでは、それぞれが持つダンサーとしての経験を土台にしながら、幅広い教養と専門知識、そして教育スキルを兼ね備えた「安全で質の高いバレエ指導者」を育成します。

なぜ現役経験だけでは足りないのか

自分の成功体験は万人の正解ではない
生徒の体格や性格は一人ひとり違い、同じ練習でも効果や安全性が異なります。
身体の発達と構造への理解不足
成長期の身体に大人と同じ負荷をかけることは危険です。それを理解するために整形外科学・解剖学・運動生理学などの知識が必須となります。
感覚を言語化する力が必要
「もっと引き上げ」、「肋を閉じて」、「つま先を伸ばして」などの言葉だけでは伝わらない生徒に対して、的確に説明できる指導力が求められます。
心理的ケアとモチベーション維持
厳しさと温かさを両立させるには、心理学や教育学の学びが欠かせません。

当スクールでは、現役時代に培った経験をより価値のあるものにするために、独自のカリキュラムと学びを提供します。

本スクールの特徴

1. 多角的に学べるカリキュラム
多くの専門家による講義で、医学・心理学・栄養学・芸術など、幅広い分野を網羅。偏りのない知識を学んでいきます。
単に動きを教えるだけでなく、生徒の健康・成長・創造性を支えるための総合力、応用力を養います。
身体のプロ、心のプロ、指導のプロから直接学べる贅沢をぜひ存分に味わってください。
2. 現場で活きる実践力
フランス・ロシア・イギリスなど国際資格を持つ講師や、国内外のバレエ団で活躍した経験豊富な教師から、一つのメソッドに偏らない柔軟な指導法を直接学びます。各国のバレエの特徴を知ることで、目指すゴールがクリアになり、ご自身の指導そのものクオリティを高めます。また理学療法士や専門トレーナーからは実践に活かせるトレーニング法なども学べます。
3. 他分野からの刺激
音楽家やファッションデザイナーなど異なる芸術分野の専門家からも学び、新しい創造力を引き出します。
通常のバレエ指導者資格では学ぶことのできない分野の学びを通して、総合芸術であるバレエの意味を体感し、ご自身が生徒に対して提供できるバレエの幅と深さを広げていきましょう。

カリキュラムの4つの視点

医療関係者 — 怪我予防や心のケアを現場レベルで学ぶ
大学教授陣 — 学術的な理論と広い視野を獲得
経験豊富なバレエ教師 — 国際的・多様なメソッドの特徴と実践法を学ぶ。
他分野のアーティスト — 総合芸術としてのバレエの広さと深さを学ぶ。

知識や価値観が偏りがちな日本のバレエの世界では学ぶことの難しい分野ばかりですので、その道のプロから幅広く学べる贅沢な時間をお楽しみください。

学びの目的

当スクールの学びの目的は、単に技術を教えることにとどまりません。
生徒一人ひとりの体質や性格を正しく理解し、その特性に合わせた安全で効果的な指導を行える力を育んでいきます。
バレエの技術の向上だけでなく、生徒の心の成長を支えるためのコミュニケーション力を磨き、安心して学び続けられる環境をつくること、長期的な視点で怪我を予防し、健康を維持するための知識と実践力を身につけていきます。

さらに総合芸術としてのバレエを学ぶことで、ただ技術を伝えるだけなく、その伝統やバレエが持つ幅の広さ、深さをも伝えることのできる指導者へと変化していきます。

卒業後の姿

ここでの学びを経て、生徒へ一方的に技術を指導する先生ではなく、生徒一人ひとりに寄り添い、その可能性を最大限に引き出す「新しい時代のバレエ教師」として歩み始めます。現役時代の経験は、ここで学ぶ医学・心理学・芸術などの知識と教育スキルによって磨かれ、あなただけが提供できる独自の価値へと昇華します。
幅広い学びは生徒の心と身体を深く理解する力となり、指導者としての自信と品格を育てます。安全性と信頼性、そして創造性を兼ね備えたあなたの指導が、地域からも信頼され、愛される存在へと成長していくことを願っております。

さらに、この場で得られるのは「学びの再発見」です。教える喜びと同時に、自らが学び続けることの楽しさを知ることで、あなたのその向上心と情熱が生徒たちの好奇心と成長意欲を引き出す存在となります。
大袈裟ではなく、あなたは日本のバレエ界の未来を担う存在です。同時に、地域社会の教育や、子どもたちの安心できる“サードプレイス”を創る役割も果たしていくことになります。

この場所で、あなたの貴重な経験を唯一無二の“最高の技”へと磨き上げ、指導者としての揺るぎない品格と自信を育みましょう。
そして、子どもたちや地域に長く愛される存在としての確かな一歩を、ぜひここで踏み出してください。

スクール詳細

受講の流れについて

講義配信：講義開始から2週間毎に1回4講義〜5講義×24週間（DAY1-1〜DAY12-4+バレエ指導入門を含む全60講座）
動画視聴：バレエの学校受講生専用サイトにて視聴
スクーリング：任意となりますが、麻布台キャンパスでのスクーリングを受講期間中に3回受けることができます。講義の復習、またはエクササイズの確認などにご利用ください。
スクール生特典：スクール受講期間中にあるセミナーに無料ご招待（当日のみ）
修了認定：各DAYの4コマ目の宿題とバレエ指導入門講義にあります宿題の提出で修了証と共に卒業証書を発行
認定試験（任意・無料）：全講義修了後、合格者にはバレエ安全指導者資格®︎認定講師としての「認定証」を発行

全講義アーカイブ動画での受講となります。

受講開始日：毎月1日スタート。
ご不明な点や不安に思うことなどは、ぜひお気軽にお問合せください。

受講対象者

16歳以上で
・バレエの指導者を希望されている方
・より幅広く、深くバレエを学びたい方
・バレエに限らず、指導者としての知識や教養を得たい方

受講料
42万円(税込)
※分割でのお支払いをご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

バレエ安全指導者養成スクール麻布台キャンパス
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-3-5F

カリキュラム

	1コマ目	2コマ目	3コマ目	4コマ目	5コマ目
DAY1（1〜2週目）	哲学 (教えるとは？) 樋笠勝士	解剖学（総論・バレエ障害の概要）スポーツ医	解剖学（運動器の解剖）スポーツ医	安全講習（姿勢評価と関節の動きの整理）八木原麻由	バレエ指導入門（指導者とは？）青木尚哉
DAY2（3〜4週目）	栄養学（栄養学基礎）スポーツ栄養士	整形外科学（外傷と障害、怪我の初期対応）整形外科医	心理学（バレエ指導に活かす教育心理学）藤澤翠美花	安全講習（ダンサー・指導者のための解剖学立体解説）八木原麻由	バレエ指導入門（バレエ指導者の役割と心構え） SDA
DAY3（5〜6週目）	心理学（指導者の自己理解とメンタルケア）井梅由美子	解剖学（脊柱＆体幹）整形外科医	エクササイズサイエンス（生体力学の基本）スポーツ医	実践講習（ワガノワメソッドに基づくバレエ姿勢解説）成川さくら	バレエ指導入門（指導の順番を整理しよう） SDA
DAY4（7〜8週目）	安全講習 (シューズフィッティングの重要性) 荒川奈々恵	実践講習（つま先の伸ばし方）藤野暢央	世界のバレエ (ルイ14世時代のバレエ=バロックダンス) 錦織舞	世界のバレエ (フランスの教師資格と歴史）西村真由美	バレエ指導入門（レッスンの難易度を理解する） SDA
DAY5（9〜10週目）	心理学 (ハラスメント) 公認心理師	整形外科学 (腰痛と体幹モーターコントロールフィードフォワード機構) 整形外科医	実践講習（引き上げについて) バレエ専門トレーナー	バレエ史（ディアギレフの功績と系譜）芳賀直子	バレエ指導入門（振付を考える） SDA
DAY6（11〜12週目）	心理学 (子どもの発達心理学）井梅由美子	心理学 (コーチング) 公認心理師	安全講習（睡眠） SDAメディカルチーム	実践講習 (ポイントワーク基礎) 青木尚哉	バレエ指導入門（言葉の理解を深めよう） SDA
DAY7（13〜14週目）	哲学 (美学) 樋笠勝士	解剖学（循環器・呼吸器）スポーツ医	エクササイズサイエンス（エネルギー代謝と有酸素無酸素運動）スポーツ医	音楽史（現代音楽と美術）東俊介	バレエ指導入門（身体に触れることについて） SDA
DAY8（15〜16週目）	栄養学 (ジュニア期の栄養) スポーツ栄養士	エクササイズサイエンス（トレーニング理論/ジュニア期のトレーニング）スポーツ医	心理学 (発達障害への理解と支援) 井梅由美子	バレエ指導のための音楽理論 (拍子とリズム) 東俊介	バレエ指導入門（なぜ怪我をするのか） SDA
DAY9（17〜18週目）	栄養学 (女性、ダイエットと栄養高齢者栄養骨粗鬆症) スポーツ栄養士	整形外科学 (ジュニア期、シニア期、女性の障害) 整形外科医	安摂食障害を深める会（成長期バレリーナに大切なこと） SDAメディカルチーム	バレエ指導のための音楽理論 (キャラクターダンスのリズム) 東俊介	バレエ指導入門（エクササイズサイエンス） SDA
DAY10（19〜20週目）	哲学（美しいとは何か）樋笠勝士	整形外科学 (肩関節膝関節股関節) 整形外科医	エクササイズサイエンス（オーバートレーニングとストレッチ）スポーツ医	バレエ指導のための音楽理論 (和声入門) 瀬川玄	バレエ指導入門（まとめ） SDA
DAY11（21〜22週目）	整形外科学 (足関節) 整形外科医	解剖学 (創傷治癒/フットケア・スキンケア) スポーツ医	エクササイズサイエンス (生体力学応用) スポーツ医	服飾史 (服飾史) 大脇幹裕	世界のバレエ (聴く身体、話す動き) 川竹麻耶
DAY12（23〜24週目）	安全講習 (初期救急) スポーツ医	心理学 (ストレスコントロール) 公認心理師	哲学（芸術とは何か）樋笠勝士	ブランドフィッティング（となりから見るバレエ）熊谷拓明先生	世界のバレエ（世界のバレエの価値観と多様性）坂口忍
DAY13（25週目）	試験