みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
【10年後もわが子が「バレエを習って良かった」と笑えるために】をテーマとしたコラムの最終回となります4回目の今回は、『信頼で結ばれる「パートナーシップ」の築き方』というタイトルで、保護者の方に向けてお話をしたいと思います。
10年後もわが子が「バレエを習って良かった」と笑えるために
これまで3回にわたり、心身の安全や新しい時代のバレエ教育についてお伝えしてきました。
最終回となる今回は、保護者の皆様とお教室が、どのようにお子様を支える「チーム」になれるのか。
そのためのコミュニケーションについてお話しします。
「先生にお任せ」から「一緒に育む」へ
伝統的なバレエの世界では、かつて「先生の言うことは絶対であり、親は口を出さないのがマナー」という風潮がありました。
しかし、お子様の健康と成長を第一に考える現代において、指導者と保護者は対等な「パートナー」であるべきだと私たちは考えます。
お教室は技術を教えるプロであり、保護者の皆様はお子様の心と体の変化に誰よりも早く気づくプロです。
この二つが手を取り合うことで、初めてお子様を多角的に守ることができます。
「こんなことを聞いてもいいのかな?」と遠慮する必要はありません。
お子様の変化を共有し、共に成長を喜ぶ。
そんなオープンな関係が、お子様に最高の安心感を与えます。
「違和感」を「対話」に変えるヒント
もし、レッスンの内容や先生の言葉がけに、小さな「違和感」を覚えたらどうすればいいでしょうか。
その時は、ひとりで抱え込んだり、SNSの情報に振り回されたりする前に、まずは「相談」という形で対話を始めてみてください。
「最近、足に痛みがあるようなのですが、お教室での様子はいかがですか?」
「本人が少し自信をなくしているようなので、家庭での声かけのヒントをいただけますか?」
このように、お子様の状態をベースにした質問であれば、良いお教室なら必ず真摯に耳を傾けてくれるはずです。
大切なのは、どちらが正しいかを決めることではなく、「お子様にとって何が最善か」という共通のゴールを確認すること。
誠実な対話に応じてくれるかどうかは、信頼できるお教室を見極める何よりの基準にもなります。
保護者の皆様こそが「一番の理解者」
コンクールや発表会といった特別な場面だけでなく、日々の地道なお稽古を支えるのは、保護者の皆様の温かな眼差しです。
先生が「指導者」として厳しく接する場面があるからこそ、お家では「一番の理解者」でいてあげてください。
技術的なアドバイスは先生に任せ、皆様はお子様の心に栄養を注ぐ。
その役割分担が明確であるほど、お子様は迷いなくバレエに打ち込むことができます。
「今日もお疲れ様」
「一生懸命練習していたね」
その一言が、厳しいレッスンの疲れを癒やし、明日への意欲へと繋がります。
10年後の笑顔のために、今できること
4回にわたるコラムをお読みいただき、ありがとうございました。
私たちが提案してきた「新しい地図」は、決して難しいものではありません。
社会の常識に照らして「おかしい」と思うことは変えていく。
心と体の安全を、技術よりも優先する。そして、大人たちが手を取り合ってお子様を見守る。
10年後、20年後。お子様がバレエを続けていても、いなくても。
「あの時、バレエを通じて自分を大切にすることを学んだ」
「お父さん、お母さんが、自分の頑張りをずっと応援してくれた」
そんな記憶が、お子様の人生を支える揺るぎない土台となります。
皆様が手にしたその「地図」が、大切なお子様の未来を明るく照らすことを、心から願っています。
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局
夢とその先の人生について考え備える【保護者のためのバレエ進路相談会Vol.2】
https://safedance.jp/ws/sinro_2026_1/