みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回のコラムでは、「安全という文化を、私たちの手で」というテーマでお話したいと思います。

バレエ安全指導者資格は、『バレエの世界に安全を広める』ために誕生しました。
でも、それは単に専門知識を学ぶだけの場所ではありません。
私たちが知りたい、問いかけたい、解決したいのはもっと根本的なことです。

なぜ日本のバレエには安全という価値観が根付かないのか?
それはバレエという芸術の構造そのものに起因するのか?
それとも、人間関係や社会の慣習、日本という文化の影響なのか?

女性と男性の違い、親子や師弟の関係性、そして歴史の積み重ね。
こうした多層的な要素が絡み合う現場で「安全」が見過ごされてきた背景を、私たちはこの活動を通して見つめ直そうとしています。

バレエだから? 芸術だから? 日本だから?

なぜ日本のバレエ界には安全という発想が希薄なのか。
それは芸術の宿命なのか、人間関係の構造なのか、日本という社会文化そのものに由来するのか。

女性と男性の違い、師弟関係の在り方、歴史的な慣習。
こうした要素が複雑に絡み合い、「危険を危険として扱えない文化」をつくり出してきました。

答えは簡単に見つからないかもしれません。けれどそれらをスルーせず、一つ一つ「なぜ?」と問い直す姿勢こそが、未来を変える第一歩になると考えています。

「安全を知る」ことは愛である

安全を学ぶというのは、怪我の防止や応急処置の習得だけではありません。
それ以上に、「子どもたちや生徒の心と身体を守る」という姿勢そのものです。

安全を知ることは、ストレートに表すと『愛のかたち』だと言えます。
守るために学ぶ。傷つけないために知る。

その積み重ねが、安心して踊れるバレエの未来を築いていきます。

日本のバレエに必要なもの

日本には全国に数えきれないほどたくさんのバレエ教室があります。都市部だけでなく、小さな町や地域でも子どもたちはバレエに触れることができます。
これは大袈裟ではなく世界的に見ても、とても平和で豊かな環境であると言えるでしょう。
しかし、そのこと自体は大きな財産ですが、共通基準のないまま各指導者の価値観に委ねられている現状は、子どもたちの安全を脅かすリスクともなっています。

だからこそ、今必要なのは「個人の努力」ではなく「文化としての変革」です。
一部の名門校や都市部のスタジオだけが安全で最先端になるのではなく、全国すべての現場が最先端であること。
それこそが私たちの掲げるこの活動のビジョンです。

あなたも未来を変える一員であるために

バレエは「美しさ」を追求する芸術です。
けれど、その美しさが誰かの犠牲や痛みに支えられているのであれば、それは本当の芸術とは言えません。

私たちが目指すのは、「バレエを通して健康になれる社会」です。
そのために、バレエ安全指導者資格は知識と仕組みを提供し続けます。

この資格で学べるのは、整形外科学や心理学、栄養学、芸術学など多角的な知識です。
ですが本当の目的は「一人ひとりが安心してバレエと関われる未来」をともに築くことです。

未来を変えるのは、特別な誰かではありません。
いま目の前で生徒と向き合っているあなたであり、これからレッスンに向かおうとしているあなたです。

子どもたちや大人の生徒さんたちが「バレエをやってよかった」と心から思えるように。
安全を学び、安心を届ける文化を、一緒につくっていきましょう。

バレエ安全指導者資格®︎ 事務局

日本のバレエに安全と安心を。指導者コースのはじまりは【ベーシック講座】から
https://safedance.jp/apply/basic_archive/