みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
今回のコラムでは、本日開催いたしました『踊れるからだをつくろう!』〜バレエと食・身体を考えるフォーラム〜パート2のお話をお届けします!
フォーラムに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
今回は「『踊れるからだをつくろう!』〜バレエと食・身体を考えるフォーラム〜パート2」をテーマに、スポーツ栄養士の伊藤あゆみ先生、振付家でダンサーの杉本音音先生、そしてSDAメディカルチームの医師による対談セッションと、非常に盛りだくさんな内容でお届けしました。
今回のフォーラムで強く感じたのは、やはり摂食障害という問題の身近さです。特にバレエや新体操など、審美的な要素が求められるスポーツに打ち込んでいる子どもたちにとって、誰にでも起こりうる可能性があるということを、改めて再認識しました。
そしてパート2では特に、当事者である杉本先生のリアルな声を聞くことができたのが非常に大きかったです。病気に至るまでの心の葛藤、そこから生まれた行動、そして病気の渦中にいるときに見えている景色。さらに、回復に向かう過程で見えた新しい景色や心の動きなど、本当に貴重な体験をオープンにシェアしてくださいました。
杉本先生のお話で印象的だったのは、「マイナス方向への体の変化はあっという間でも、それを元の状態に戻すにはとても時間がかかる」ということ。これは、健康な身体を維持することの難しさ、そして回復にどれほどのエネルギーと時間が必要であるかを物語っています。だからこそ、病気になる前に、「予防」をすることが一番大切なのだと、強く実感したお話でした。
そして、もしも困難に直面したとき、一人で抱え込まずに専門家の力を借りることが、いかに重要であるか。これは、当事者の方だけでなく、寄り添うご家族や指導者にとっても同じです。個人の判断だけでサポートしようとせず、専門家の方々の知識と経験に頼ることが、最善の解決策へとつながっていくのだということも実感しました。
また、周囲の方々にどのような接し方をしてもらいたいか。そのようなお話も当事者の方でなければ、わからないことであり、良かれと思ったことが、裏目に出てしまうこともありますので、当事者の方との寄り添い方についても改めて考えるお話もありました。
このことについては、本資格にあります『心のサポーターwithバレエコース』が、その役割を担えるかと思いますが、もっと多くの方にも知っていただけるよう活動していきたいと思います。
今回のフォーラムで登壇してくださった専門家の方々からも、多くの学びがありました。伊藤先生からは栄養学の観点から、そして医師からは医学的な観点から、それぞれの専門性を活かしたお話を伺うことができ、多角的にこの問題に取り組むことの重要性を感じました。
また、前回登壇してくださった川添智香先生のポジティブさとはまた違った、杉本先生のポジティブなエネルギーにも感銘を受けました。ご自身のコンテンポラリーダンサーとしての探究心や、身体そのものへの深い興味が、ネガティブな経験さえも「学び」として捉える力になっているように感じました。もちろん、病気にはならない方が良いに決まっています。しかし、もし困難に直面したとき、そこに立ち向かい、乗り越えようとする強さ、そして生きる力。杉本先生のお話からは、そんなとてもアーティスティックで力強いメッセージをいただきました。
この場をお借りして、ご協力いただいた伊藤先生、川添先生、そして杉本先生に心から感謝申し上げます。
私たちメディカルチームとしても、今回の学びを活かし、これからも摂食障害への理解を深めていただくための活動、そして予防へのアプローチを積極的に行っていきたいと考えています。そして、サポートを必要とされている方々に対して、最適なサポートを提供できるよう、専門家の方々と連携を密に取りながら活動を続けていきたいと思っています。
今後も、私たちの活動にぜひご注目ください。そして、皆さまの温かいご理解とお力添えをいただけたら幸いです。また近いうちに、パート3でお会いできるのを楽しみにしています。
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局
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摂食障害への理解を深めよう
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ジュニアバレリーナと指導者のための婦人科ガイド
https://safedance.jp/gynecology/