セーフダンスアソシエーションについて
セーフダンスアソシエーションは、2021年の創設以来、ダンス教育における「医学的安全」と「芸術的深化」の両立を標榜し、多角的な芸術研究と専門的知見の統合により、持続可能なバレエ文化の発展と振興に寄与することを目指しております。
当協会の主な活動内容は以下の通りです。
1. 医療専門職との共創による「安全指導インフラ」の確立と「相互理解」の促進
医師、理学療法士、公認心理師等で構成される「バレエメディカルサポートチーム(BMST)」を擁し、身体の安全と精神的健康を保護するためのセミナーの開催や情報の発信、ツールの開発など、共同活動を推進しております。
また当協会では、医療従事者の方々に対し、バレエ界特有の文化、構造、およびダンサーの心身の特性を多角的に説明し、理解を深めていただく啓発活動に注力しております。この相互理解を基盤とすることで、より現場に即した医療支援の実現を目指します。
2. 人文学的アプローチによるバレエのルーツと芸術性の探究
バレエを単なる身体運動ではなく、深い歴史的・哲学的な背景を持つ文化遺産として捉え、人文学的アプローチに基づきその本質を学術的に探究しております。
バレエ史、教育哲学、美学といった諸領域から、そのルーツや芸術的真理を研究。得られた知見を教育現場へ還元することで、ダンサーや指導者の言語化能力を向上させ、伝統的な技術継承に現代的な説得力と芸術的深度を付加することを目指しております。
3. 諸芸術分野との連携による「知の還流」ネットワークの構築
バレエ界の外部に位置する多様な分野の専門家に対し、バレエが持つ固有の特性や文化的価値を正しく提示し、深い相互理解を促進する活動を行っております。 作曲家、振付家、衣装デザイナー、映像作家といったアートの専門家をはじめ、異分野の知見を持つ方々と知識を共有。外部の視点や専門スキルをバレエ界の発展へと共同で結びつけることで、伝統的なバレエ文化の新たな革新と持続可能性をもたらす、開かれた知の還流ネットワークを構築しております。
主要実績(2021年~現在)
- 指導者養成: 安全指導に関する資格認定コースを30回以上開催。
- 普及啓発: バレエコンクール等におけるメディカルセミナーを含む、計40回以上の専門セミナーを実施。
- 継続教育: 毎月、最新の知見を提供するオンライン・アーカイブコースを運用。
- 教育インフラ: 公認心理師や医師らと共同開発した「バレエ・ノート」やメディカルチェックシート、心身の安全に関する「啓発冊子」を発行。指導現場の負担を軽減し、生徒の自律的な成長を支援。
当協会は、医学・人文学・芸術の三領域を高度に統合し、すべてのダンサー、指導者の方が安全かつ高潔にその資質を追求できる社会の実現に向け、その責務を果たしてまいります。
セーフダンスアソシエーション