みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
今回のコラムでは、『1日練習を休めば自分にわかり‥の意味と安全な指導について』をテーマにお話したいと思います。
バレエの上達には、限界に挑まなければならない。
そう信じている方は多いのではないでしょうか。自分の限界を越えなければ上達はない、と。もちろん半分は正しいのですが、半分は間違っているかもしれません。
なぜなら、その努力の先が本当に上達につながっているのか、そして限られた時間の中で「本当に時間をかけるべきこと」に力を注げているのか、という視点が欠けてしまうことがあるからです。
方法を知ることの意味
バレエの身体の使い方には方法があります。
「引き上げ」「ターンアウト」「膝やつま先の伸ばし方」などには、正しい仕組みが存在します。その方法を知った上で取り組むのと、知らないまま我流で繰り返すのとでは、同じ時間を費やしても結果に大きな差が出ます。
ここで大切なのは、「答え合わせ」をすることです。医学や運動学の知見、統計的なデータ、バレエ界の経験を通じて、正しいかどうかを確認できること。それが安全につながり、結果的に効率的な上達を可能にします。
特に日本のバレエ環境では、海外のバレエ学校のように1日中を踊りに捧げるわけにはいきません。生徒がレッスンに費やせる時間は限られています。その中で、ただ反復するだけでは効率も悪く、怪我のリスクも高まります。だからこそ、その努力が成果につながるかどうかは、指導者の知識とスキルにかかっているのです。
学び直すことの意味
学ぶということは、生徒に与えられる情報の質が変わるということです。
そしてそれは、指導者にとっては「指導の幅が広がる」ということでもあります。自分の感覚だけに頼らず、普遍的な原理を知り、共通の言葉で説明できるようになること。それが、生徒にとっても効率的で安全なレッスンにつながるのです。
あなたが輝かしいキャリアを持つ方であれば、なおさらそれは輝きを増すでしょう。
そして、もしあなたがバレエのキャリアを持たないとしても、学んでいるということが大きな自信となるのです。
安全であること、健康でさえあれば、人は努力を続けることができます。
結局のところ、コツコツと努力をし続けられる人が結果を手にすることは、みなさんも理解されていることだと思います。であるならば、努力が途切れてしまう状況をいかに減らしていくか。怪我や不調によって努力そのものが阻まれることを防ぐのも、指導者のスキルのひとつです。
よく引用される言葉に、
「1日練習を休めば自分にわかり、2日休めば批評家にわかり、3日休めば観客にわかる」
というものがあります。これは「無理してでも休むな」という意味ではありません。大切なのは「練習を続けること」、そして「練習を続けられる環境を整えること」だと捉えるべきです。
同じ身体を扱うにしても、パーソナルトレーナーなどの職業であれば当然知っている身体の知識や怪我予防の方法も、バレエ教師が体系的に学ぶ機会は限られてきました。わからないのは仕方のないことです。なぜなら、その理論を学んこなかったからです。だからこそ、学び直しが必要なのです。
踊ることと教えることの違い
ダンサー自身は、自分が上手く踊れれば十分でした。感覚的に掴めれば、それを言語化する必要はなかったかもしれません。
しかし、指導となると話は別です。自分ではなく「相手」が身体をコントロールし、上達できるように導かなければなりません。そのためには、普遍的な身体の仕組みや原則を理解していることが不可欠です。
安全が効率を生む
「安全」と「効率」は相反するものではありません。むしろ、安全に学ぶことこそが効率的な上達の近道です。怪我をすれば回復に時間を要しますが、安全を守る知識があれば、その時間をすべて「成長のための時間」に変えることができます。
練習を続けられるからこそ上達できる。
そのためにまずは安全を守る。
安全であることは、すなわち効率的であること。
指導者に求められる視点
これからの指導者にとって大切なのは、どのような視点を持てるかということです。
ただ教えるのと、安全に配慮しながら教えるのとでは、そのスキルの差は歴然です。
どちらが生徒側として安心できる指導者であるか、またより価値があるかは、お分かりいただけることだと思います。
安全を守りながら指導する力こそが、これからの社会が指導者に求めるものでもあります。
その力を体系的に学ぶことができる場、それが「バレエ安全指導者資格®︎」です。
生徒にとって安全で効率的なレッスンを届けるために。
今の指導をより確かなものにするために。
あなた自身の指導に「答え合わせ」を持つことが、次の世代を支える力になります。
バレエを愛する人たちが、安心して努力を続けられるように。
そのために、私たちと一緒に「安全であることの意味」を学んでみませんか。
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局
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