みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回は、『心について学ぶこと」の重要性を書いていきたいと思います。

たとえば足首をひねったとき、私たちは迷わず整形外科に行ったり、リハビリを受けたりします。
筋肉の使い方に悩めば、理学療法士やトレーナーの方に相談することもあるでしょう。

では、心が疲れたり、戸惑ったり、うまく動かなくなったときはどうでしょうか?

実は、心にも「医師」や「リハビリの先生」がいるのです。
そして、身体と同じように、心についても研究が進み、効果のある方法が数多くわかってきています。
けれども、心のこととなると、つい「自分の感覚」や「経験」に頼ってしまいがちです。
これまでうまくいった方法で何とかしようとする。自分なりに励ましたり、距離をとったり。
けれど、それだけでは対応しきれない場面があるのも、指導や人間関係に関わる方なら誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。

知らないでいることは、あえて険しい道を歩くようなものです。
すでにわかっていることを知り、活かすことで、物事は思いがけずすっと前に進むことがあります。
心のメカニズムについて知っていること。関わり方に根拠があること。それだけで、自分の言葉が誰かに届く確率はぐっと上がります。

それは、「人に優しくするために」知るということではありません。
「自分がもっと楽になるために」も必要なことなのです。
人との関係は、心のありようでずいぶんと変わります。
言葉のかけ方、距離の取り方、声のトーン。
そのどれもが、ちょっとした知識や理解によって磨かれ、自分自身の世界を穏やかに変えていきます。

そしてそれは、教育や指導の場でも同じです。
私たちは日々、子どもたちの目の前に立ちます。
そのとき、どんな言葉を選ぶか、どんなまなざしで見るか。
それによって、相手の自己肯定感ややる気は大きく左右されるのです。

6月22日(日)は、公認心理師の瀧田絵美先生をお迎えして、そんな“言葉と心”の関係をテーマにした心理学セミナーを開催します。
瀧田先生は、これまで多くのダンサーや芸術家のメンタルサポートを行ってこられ、現在は、アーキタンツトレーニングプログラムでも継続的に若手ダンサーの心のケアも担当されています。

このセミナーでは、「うまく伝えたいのに、伝わらない」「良かれと思った言葉が、逆効果だった」といった日常のモヤモヤに、心理学的なヒントをもとに向き合っていきます。
一見、感覚や経験で行ってきた言葉選びにも、実は明確な理由やしくみがあります。
それを知ることで、自分の伝え方に自信が持てるようになります。

知ることは、自分を守ること。
そして、誰かを守ることでもあります。

ぜひこの機会に、「心を学ぶ」ことの意味を、一緒に体験してみませんか?
あなたの世界を平和にする一歩をぜひここからはじめましょう。

https://safedance.jp/ws/mental_6_22/

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