みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回のコラムでは、「指導の現場で迷ったとき、頼れる場所があることの大切さ」について、お話ししたいと思います。

バレエを指導されていると、日々さまざまな場面に出会われると思います。
大きな怪我だけでなく、なんとなく足首が痛い、とか、
股関節が引っかかる感じがする、とか、
それは身体のことだけでなく、舞台が目の前なのに練習に集中できなかったり、
なんだかイライラしていたり、、、。

「この子に、今どう声をかけるべきだろう」
「無理させないためには、どう判断すればいいのだろう」
指導の現場では、そんな問いに何度も立ち止まることがあります。

それが「命や健康にかかわることだったら」と思うと、なおさら先生の胸には迷いと責任が重くのしかかります。
でもそんな時、相談したくてもできる相手がいなかったり、何をどこに聞けばいいのかわからなかったりして、結局ひとりで抱え込んでしまうこともあるのではないでしょうか。

そばに「直接相談できる誰か」がいることの安心感は、想像以上に大きなものです。

たとえば、足首に違和感を訴える生徒がいたとき、
「この程度ならレッスンを続けても大丈夫なのかな……」と悩むことがあります。
そんなとき、整形外科医に直接相談できたらどうでしょうか?
曖昧な不安ではなく、専門的な視点からのアドバイスをその場で得られることで、判断に自信が持てるようになります。

心が沈んでいる生徒、食事の悩みを抱える子、表現することに戸惑っている子。
心理師や栄養士の先生方に直接「今この生徒に起きていること」を相談し、その声を聞ける機会があるというのは、知識として学ぶだけでは得られない深い理解につながります。

何よりも、そのやりとりを通して、「一人ではない」と感じられること。
それが、指導者にとってどれほど心強いことでしょうか。

バレエ安全指導者資格®︎では、整形外科医、公認心理師、管理栄養士などの各分野の専門家との出会いがあります。
何か不安に思った時、迷いが生じた時に相談できる機会があります。
「ちょっと聞いてみたい」という小さな問いから、「現場で本当に困っている」というリアルな悩みまで、一緒に考えることができるのです。

それは、インターネットで調べても出てこないような、「あなたの現場だけにある課題」に向き合う時間。
誰かに聞けること、誰かと話せること。
それは、知識やスキル以上に、指導者にとって必要な「支え」ではないでしょうか。

迷ったとき、あなたを静かに支えてくれる“心の保険”。
それが、この資格で得られる専門家とのつながりです。

そして、そのつながりは、あなた自身の指導をより深く、より確かなものへと導いてくれます。

生徒の未来を守れるのは、目の前にいる先生である「あなた」です。
どうかその責任を、ひとりで背負いこまないでください。

もし今、少しでも不安を抱えているのなら、
相談できる場所を見つけてみませんか?

あなたにとって、そんな出会いになりますことを、心から願っています。

バレエ安全指導者資格®︎ 事務局