2025年を振り返って|安全と健康を、バレエ指導のスタンダードへ
2025 YEAR REVIEW & SAFE BALLET EDUCATION

2025年を振り返って。 安全と健康を、バレエ指導のスタンダードへ。 生徒と指導者が安心して学び合える環境を、現場からつくる

生徒と指導者が、安心して学び合える環境を。バレエを通して、身体・心・人生が豊かに育つ世界へ。2025年は、この言葉を軸に、医学・心理・教育・栄養・芸術・文化・保護者支援まで、バレエを取り巻く環境全体を学び直す一年となりました。

2025年に積み重ねたこと

2025年に私たちが目指したのは、単に「知識の多い先生」を増やすことではありません。身体・心・成長・医療・芸術・保護者との関係までを横断して考え、目の前の生徒に合わせて安全な判断ができる指導者を育てることです。コースとセミナーを通じて、学び合える場、立場を超えて対話できる場、「知らなかった」を「知る」に変えられる場を少しずつ形にしてきました。

HEALTH身体と心を守る
EDUCATION指導を学び直す
DIALOGUE孤立せず対話する
CULTUREバレエ全体を育てる

OUR MISSION

生徒と指導者が、
安心して学び合える環境を

みなさま、こんにちは。セーフダンスアソシエーションです。

この一年の感謝の気持ちを込めて、2025年の活動を振り返ります。

生徒と指導者が、安心して学び合える環境を。
バレエを通して、身体・心・人生が豊かに育つ世界へ。

この言葉を軸に、2025年も私たちは歩みを進めてきました。

バレエは本来、人の感性を育て、身体を通して世界とつながり、人生を豊かにしてくれる芸術です。だからこそ、技術の向上だけではなく、その過程で身体と心が守られ、教える側も学ぶ側も安心して長く関われる環境をつくることが大切です。

BURDENS WE DO NOT HAVE TO NORMALIZE

「本来、背負わなくてもよい負担」を
当たり前にしない

安全と健康を学ぶ理由は、問題が起きた後に対処するためだけではありません。

01

怪我

痛みを我慢する文化ではなく、身体の個体差、負荷、回復を理解し、早く気づいて適切な支援へつなぐ。

02

過度なプレッシャー

上達や結果を求める中でも、恐怖、比較、否定的な言葉が子どもの自己価値を傷つけない環境をつくる。

03

将来への不安

進路やプロの世界を夢だけで語らず、働き方、健康、自立、キャリアまで含めて誠実に伝える。

04

指導者自身の孤立

悩みを一人で抱えず、他の指導者や専門家と対話し、相談できる学びのコミュニティを持つ。

05

「知らなかった」ままの判断

医学、心理、栄養、教育、文化など、自分の専門外に触れることで、判断できる範囲を広げる。

CONTINUOUS LEARNING PATH

はじめの一歩から専門領域まで、
段階的に学べる仕組みへ

2025年は、指導経験や目的に応じて継続的に学べるコースを整えてきました。

ENTRY

指導を始めるための学び

「はじめてのバレエ指導コース」「バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース」など、指導の入口に立つ方が基礎を整理するための学びを提供しました。

FOUNDATION & PROFESSIONAL

安全指導を深める学び

指導者コース・ベーシック講座、プロフェッショナル講座を通じて、医学・心理・教育・実践を横断しながら、安全な判断の土台を深めました。

ADVANCED PATH

専門性を育てる学び

バレエ安全指導者養成スクール、バレエ専門トレーナーコースなどを通して、より長期的・実践的に専門性を育てる場をつくりました。

「一度学んで終わり」ではなく、学び続けられること。 指導現場は、生徒の年齢、身体、環境、社会の変化とともに変わります。だからこそ、指導者自身も継続して学び、判断を更新できる仕組みが必要です。

BEYOND TECHNIQUE

技術や解剖学だけではなく、
「バレエを取り巻く環境全体」を学ぶ

安全なバレエ教育は、一つの専門領域だけではつくれません。

身体・医療・健康

  • 解剖学・身体の使い方
  • 医療と怪我の予防
  • 食・栄養
  • スキンケア
  • 呼吸と身体

心・教育・文化

  • 教育心理学
  • 指導者の自己理解とメンタルケア
  • 哲学・美学
  • 音楽と表現
  • 保護者支援・進路

安全な指導とは、
身体だけを見ることではなく、
一人の人間を取り巻く環境全体を見ること。

WHAT WE HEARD IN 2025

多くの共感が集まった、
三つの問い

2025年に寄せられた声から、現場が本当に必要としている学びが見えてきました。

LEARNING TOGETHER

指導者が、
一人で抱え込まないために

現場の悩みは、教師個人の能力不足ではなく、相談先や学びの仕組みが少なかったことから生まれている場合もあります。

01

学び合える場

自分とは違う経験を持つ指導者や専門家と学ぶことで、自分だけでは見えなかった視点に出会う。

02

立場を超えた対話

教師、医療者、心理職、芸術家、保護者など、それぞれの立場から同じ課題を考える。

03

相談できる文化

「こんなことを聞いてはいけない」と抱え込まず、分からないことを確認できる環境をつくる。

04

知識を判断へ変える

覚えた知識を、実際の生徒、保護者、教室運営の場面でどう使うかまで考える。

05

学びを続ける

社会や医学の変化に合わせ、指導者自身の常識も更新し続ける。

「知らなかった」を「知る」に変える。
そして「知っている」を「判断できる」に変えていく。

2025 COURSES & SEMINARS

2025年 コース&セミナーの振り返り

一年を通して、指導・身体・心理・芸術・文化・保護者支援を横断する学びを実施しました。

6
COURSES
CONTINUOUS EDUCATION

開催コース

  • はじめてのバレエ指導コース
  • バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース
  • 指導者コース・ベーシック講座
  • 指導者コース・プロフェッショナル講座
  • バレエ安全指導者養成スクール
  • バレエ専門トレーナーコース
開催セミナー
12月

保護者のためのバレエ進路相談会
美とは何か?芸術とは何か?

11月

聴く身体、話す動き
皮膚科医と現役バレリーナのスキンケアセミナー Vol.2

8月

教師のためのお悩み相談&解決会
哲学と美学から読み解く、バレエとバレエ指導
『踊れるからだをつくろう!』〜バレエと食・身体を考えるフォーラム〜

7月

皮膚科医と現役バレリーナのスキンケアセミナー Vol.1

6月

子どもが上達する指導、しない指導

4月

第三回 キッズティーチャー研究会

3月

バレエ指導に活かす教育心理学
指導者の自己理解とメンタルケア
第二回 キッズティーチャー研究会

2月

となりからみるバレエ
バレエコネクション2025・メディカルセミナー

1月

表現力を高めるためのバレエ音楽講座
バレエ教師お悩み共有会
呼吸器おさらい会

WHAT COMES NEXT

「安全」を特別なテーマではなく、
バレエ指導の標準へ

2025年に積み重ねた学びを、個人の意識だけで終わらせず、教室や業界の仕組みへつなげていきます。

指導者教育

  • 身体・心理・教育を横断して学ぶ
  • ケースから判断力を育てる
  • 専門家へつなぐ境界を理解する
  • 指導者自身の健康も守る

教室・業界の仕組み

  • 安全方針を明文化する
  • ハラスメント防止を標準化する
  • 撮影・同意・相談窓口を整える
  • 社会のルールと歩調を合わせる

KEEP LEARNING

安全なバレエ教育を、現場から

技術だけでなく、生徒の身体・心・成長・権利・将来まで考えられる指導者へ。セーフダンスアソシエーションでは、これからも継続して学べる指導者教育と安全基準づくりを進めていきます。

  • 医学・心理・教育・栄養を横断した学び
  • 指導者同士が相談し合える環境
  • 保護者との信頼関係をつくる仕組み
  • 社会から信頼されるバレエ教育へ

RELATED INFORMATION

本記事は、セーフダンスアソシエーションが2025年に実施したコース・セミナーと、その活動を通じて共有された学びを振り返る活動総括です。

「バレエを続けてよかった」と、
心から思える未来を、現場から。

ご登壇くださった講師の先生方、学びに参加してくださった指導者の皆さま、そしてバレエの世界に安全と安心を願い、ともに考えてくださったすべての方へ、心より感謝申し上げます。これからも皆さまと共に学びを深め、身体・心・人生が豊かに育つバレエの未来をつくっていきます。

セーフダンスアソシエーション