【セーフダンスアソシエーション プレスクール エデュケーショナルアドバイザー】

林由夏先生プロフィール

身体と言葉を行き来しながら、即興と記憶を軸にしたパフォーマンスや文章、映像による作品を制作する。
作ること、伝えること、つながることの中に立ち上がる芸術と教育のあり方を模索中。

2024年、イギリス・ロンドンのTrinity Laban にて修士課程 (MFA Creative Practice) を修了。
渡英後、Skinner Releasing Technique や Authentic Movement などのソマティック・ムーブメントの実践に出会い、大きな影響を受ける。
修士課程では、「home body(ホーム・ボディ)」という概念を用い、身体を「home(帰る場所、家)」と捉え、その概念的・感覚的・物理的な流動性を探求。現在も研究を続けている。
これまでの作品には、短編映像『You don’t want to lose me』(ボリアル・スクリーンダンス映画祭、アイスランド・アークレイリ)、パフォーマンス作品 『a duet with the invisible to be hopeful』(East London Dance 主催Company Jinks’ Mindful Movement Festival、イギリス・ロンドン)、詩・映像『Myopia』(Olivia Davies と共作、Same Faces Collective によるオンライン文芸誌に掲載)などがある。
最近は、踊りから生まれたドローイングや文章のリトルプレスにも制作を広げている。

作品を作る傍ら、踊りやムーブメントの教育とその研究にも携わる。
2022年、東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース修士課程修了。大学生を対象にしたムーブメントの授業の参与観察や、学生・授業者へのインタビューを実施し、ムーブメント教育の有効性に関する論文やチャプターを日本語および英語で執筆した。
また、現在は自閉症の子どもたちとのダンス・セッションのアシスタントとしても活動しており、人間の共通言語としての動きを「読む」ことと、ただ共に存在すること(co-exisiting)への関心を深めている。