みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。

今回は、『日本における“バレエ”の意味を知ること』というテーマで、これからの日本のバレエについて一緒に考えていきたいと思います。

バレエは、激動の世界史の中で育まれ、今もなお息づき続ける稀有な芸術です。
イタリアからフランス、フランスからロシア、ロシアから世界へと時代や文化が変わっていく中で、西洋においては、その価値や意味はとても政治的なものであり、ある意味普遍的であったといえるでしょう。

けれども、この芸術が日本へ届いた経緯は、世界の多くの国々とは大きく異なります。
日本のバレエは、国王や宮廷文化の中で生まれたわけでも、国家芸術として制度化されたわけでもありません。
現在の日本のバレエの地位や境遇は、明治維新という国を大きく揺らす出来事の時点ですでに決定づけられたといっても過言ではありません。
日本のバレエに最初から根付いているのは、志ある先駆者たちが独自に学び、持ち帰り、手渡してきた“市民の芸術”であるということ。

つまり、日本のバレエは、どの国の歴史とも同じではない。
日本独自の文脈、価値観、教育観の中で発展してきた芸術なのです。

だからこそ、
日本でバレエを指導していくためには、「日本におけるバレエの意味」を深く理解することが不可欠だと、私たちは考えています。

歴史を知ることは、単なる知識の積み上げではありません。
作品の背景、技術の成り立ち、振付が生まれた社会的文脈を理解することで、指導者は“動きの奥にある物語”を語れるようになります。

また、日本にバレエがどのように伝わり、どのような価値観とともに広がったのかを知ることは、
今日の日本のバレエ指導現場で起きる問題、過度な競争、怪我の多発、指導者の孤立、保護者との摩擦、などの理由を読み解く鍵にもなります。

さらに、バレエはその歴史が始まるはるか昔から、身体論の確立されていた芸術でもあります。
それはつまり医学的理解と歴史的理解は密接につながっているということでもあります。
そして、本来のバレエは、宮廷文化の中で生まれた身体技法であり、当時の美意識・服飾・音楽・建築に影響を受けています。
その「本来の動き方」を知らぬまま現代の身体に当てはめると、過剰な力みや誤った使い方が起き、怪我が発生しやすくなります。
歴史を知ることは、怪我を防ぐ“医療的視点”にも直結しているのです。

日本の子どもたちに教えるのは、日本の文化を生きる身体です。
そこに世界史的背景を重ね合わせ、医学的・教育学的視点で再解釈しながら伝えていくこと。
それこそが、日本でバレエを教える指導者に求められる“現代の教養”だと私たちは考えています。

バレエは世界の芸術であり、同時に日本の文化として生まれ変わった芸術でもある。
その二つを理解してこそ、技術を越えた豊かな指導が可能になります。

私たちは医学の知見と教育の思想、そして芸術の深い理解を結び、
日本におけるバレエ教育を再設計します。

歴史を知り、身体を学び、芸術を未来へ受け渡す。
そのすべてを満たす指導者になるための“最高の学び”を。
ぜひ、この資格で。

バレエ安全指導者資格®︎事務局

バレエへの愛を深めていきたい方、その愛を多くの方に伝えていきたい方はぜひ、バレエ安全指導者養成スクールへ!
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