みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
今回は、新たに新設いたしました『プロフェッショナル講座アーカイブコース4ヶ月プラン』についてお話したいと思います。
「もっと深く学びたい。でも、時間が足りない…」
そんな声にお応えして、バレエ安全指導者資格®の【プロフェッショナル講座】に、新たに【4ヶ月プラン】が誕生しました。
1ヶ月につき7本ずつ、計28講義を無理なく学べるプラン。ベーシック講座での学びを経て、さらにその先へと歩みたい方に向けた、実践的で濃密な講座です。
スタジオを運営されたり、バレエを継続して指導される方にとって、バレエの指導は、単に『動き』を教えるだけでは終わりません。
そこには、成長段階にあるジュニアのからだの繊細さがあり、人生経験を重ねてきたシニアの身体と向き合う難しさがあり、そして何よりも、女性としての身体が生涯を通じて経験する変化──思春期、月経、妊娠、更年期──と共に歩む視点が必要になります。
このプロフェッショナル講座は、そうした「生きる身体」と真剣に向き合う学びの場です。
新たに開講した【4ヶ月プラン】では、28講義を月ごとに無理なく視聴しながら、自分のペースで着実に深めていくことができます。
たとえば、ジュニア期にはまだ未成熟な関節や成長軟骨のリスクを知ることが欠かせません。知識がなければ、良かれと思って指導したことが、かえって怪我や将来の障害を引き起こすこともあります。
また、シニア世代の生徒は「若い頃のように動けない」身体との折り合いをつけながら、それでも美しく踊ろうと頑張っています。そのとき私たち指導者は、解剖学や運動学の知識だけでなく、「年齢と共に変化する身体」への想像力と、その人生に敬意を持つ必要があります。
女性の身体についても同様です。
思春期のホルモンバランス、月経不順、摂食障害、妊娠・出産による体型の変化、そして更年期──バレエを踊るうえで、これらのテーマは避けては通れません。
プロフェッショナル講座では、医師や専門家の講義を通じて、女性の身体に起きる生涯の変化を医学的に学び、指導の中でどう支えていけるかを考えていきます。
その他にも〈安全講習〉では、初期対応だけでなく、AEDや人工呼吸といった一次救命の実践的スキルを学びます。いざという時、生徒の命や安心を守るのは、目の前にいる私たち大人です。これは、指導者としての「責任」でもあり、「信頼」にも直結する大切な力です。
さらにプロフェッショナル講座では、指導の引き出しを大きく広げるために、〈世界のバレエメソッド〉を体系的に学びます。
フランス、ロシア、イギリス──それぞれのメソッドには、目指すダンサー像や指導方針に明確な違いがあります。こうした違いに触れることは、「自分はどんなバレエを教えていきたいのか」という問いに向き合う貴重なきっかけになります。
これまで特定のメソッドで学んできた方にとっては、他のメソッドに触れる機会は意外と少ないものです。しかし本講座では、バロックダンスから近代に至るまで、歴史的な流れの中で各メソッドを整理して学ぶことができるため、視野を広げながら理解を深めることができます。
また、「自分がどのメソッドで習ってきたのかよく分からない」という方も少なくありません。この講義を通して、「実はワガノワだった」「チェケッティの特徴が多かった」など、ご自身のバレエのルーツを知る手がかりにもなります。
メソッドを知ることは、単なる知識の獲得ではなく、バレエ指導者としての軸を築くための重要な一歩です。
そして、〈音楽〉
バレエに欠かせないリズムや和声を、作曲家・ピアニストの視点から学び直す時間は、踊りに「感動の輪郭」を与えてくれます。拍子と動きの一致、旋律の流れに寄り添った表現──これまで感覚でやってきたことに、言葉と根拠が生まれることで、指導にも自信と深みが加わります。
最後に触れたいのが〈ブランディング〉です。ここでは、「自分は何を伝えたいのか」「どんな教室を作りたいのか」といった問いに、実践的に向き合っていきます。バレエを教えるとは、“その人らしい世界を誰かに届けること”。技術や知識だけではなく、あなたの人生や価値観が、教室の空気をつくり、生徒の記憶に残っていくのです。
プロフェッショナル講座の学びは、単なる資格取得のためではありません。
あなた自身の「軸」を見つけ、育てていくプロセスです。
その道のりに必要なのは、知識と実感、そして小さな勇気の積み重ね。
忙しい毎日の中でも、自分のペースで学びながら、バレエと向き合っていく4ヶ月。
その時間が、きっとあなたのバレエ人生を豊かに変えていくはずです。
▶詳細・お申し込みはこちら
https://safedance.jp/apply/pro_archive/
バレエ安全指導者資格®︎ 事務局